How to Enjoy Drone Flight
at Miyakejima Island
雄大な風景があふれる三宅島は、ドローンパイロットには魅力的なスポットであることは間違いありません。
いつまでも多くのパイロットに愛される場所になるように、三宅島ドローンパイロットクラブでは、法規を遵守し、安全かつ「人」にも「自然」にもやさしいフライトを目指します。
当クラブの活動趣旨をご理解いただき、フライトを行う際には、ルールとマナーの遵守にご協力をお願いします。
また、島ならではの独特の気候条件などもありますので、下記の基本情報をご参照いただくとともに、フライトについてのご質問がございましたらお問合せ下さい。
Once you fly your drone at Miyakejima Island, you definitely get excited about its dynamic landscape.
We, the Miyakejima Drone Pilot Club aim the safe flight for people as well as nature observing the related law and rules. We truly hope our island to be the lovely place for all of pilots forever.
Please refer to the following basic rules in Japan before your flight. If you have any inquiry, please ask us by email as the flight condition could be changeable depending on specific weather in the island.
We appreciate your kind consideration for our mission.
日本における無人航空機の飛行ルールThe Safety Rules on Unmanned Aircraft(UA)/Drone in Japan
国土交通省が定めた無人航空機の飛行ルールは、フライトの前には必ずお読みいただき、各種の許可および承認申請が必要な際は済ませた上でご来島下さい。
違反飛行が行われると、次に来島される方々だけでなく、島内でのフライトミッションにも影響が出る可能性があります。どうかご理解下さい。
Please read carefully the following rules issued by the Ministry of Land, Infrastructure, Transportation and Tourism(MLIT) and obtain permission from MLIT before your visit to our island if you need.
Your illegal flight could cause serious damage to the other visitor’s flight as well as our flight mission.
Thank you for your kind understandings.
無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の 安全な飛行のためのガイドライン(国土交通省 航空局発行)
https://www.mlit.go.jp/common/001303818.pdf
For readers in English
Japan’s safety rules on Unmanned Aircraft (UA)/Drone
https://www.mlit.go.jp/en/koku/uas.html
1無人航空機の飛行の許可が必要となる空域について
上図の (A)~ (C)の空域のように、航空機の航行の安全に影響を及ぼすおそれのある空域や、落下した場合に地上の人などに危害を及ぼすおそれが高い空域において、無人航空機を飛行させる場合には、あらかじめ国土交通大臣の許可を受け取る必要があります。
三宅島は人口集中地区には当てはまりませんが、下図に示すとおり、空港等の周辺上空の空域に当てはまる地域がありますので当該空域を飛行の際には三宅島空港管理事務所との事前調整および東京航空局への許可申請が必要です。
詳細は下記の「国土地理院地図」より検索が可能です。
サイトはこちら→https://maps.gsi.go.jp
尚、飛行させるDJI機体の種類によっては、DJI独自のフライトマップ(ジオフェンス設定になる空域を示す)がありますので事前にご確認下さい。https://www.dji.com/jp/flysafe/geo-map
2無人航空機の飛行の方法
飛行させる場所に関わらず、無人航空機を飛行させる場合には、以下のルールを遵守しなければなりません。
また「承認が必要となる飛行方法」で飛行させる際は、書類提出の上、事前に地方航空局長の承認を受ける必要があります。
- アルコール又は薬物等の影響下で飛行させないこと
- 飛行前確認を行うこと
- 航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること
- 他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと
- 日中(日出から日没まで)に飛行させること
- 目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
- 人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
- 祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
- 爆発物など危険物を輸送しないこと
- 無人航空機から物を投下しないこと
承認が必要となる飛行の方法
三宅島で安全に飛行するためのポイント
活火山を有する島であることを理解しよう
三宅島の中央には、周期的に噴火活動を起こす活火山「雄山」がそびえています。気象庁による常時観測が行われており、活動状況についても公開されています。
火山が生み出す絶景は三宅島のシンボルであるとともに、噴火活動は時に厳しい自然の顔を見せることにもなります。
特に島外からお越しになる際は、事前に状況を調べた上でフライトを行うことを心がけましょう。
- 気象庁ホームページ内の「各火山の活動状況」から最新の情報が確認できます。
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/volcano.html - 三宅島の噴火警戒レベルについて(気象庁ホームページ内のパンフレット)
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/level/PDF/level_320.pdf
風向き、強さに注意しよう
ほぼ円形であり、中央部に山を有し海に囲まれた三宅島は、その地理的条件から年間を通じて比較的風が強く吹くと言われています。
島内各地の地形によっては風向きが突然変わる、雨に見舞われる等天候が急変する場所も少なくありません。
天気予報等での事前確認に加えて、当日の状況も必ず確認し、宿泊先等島の天気をよく知る方々にアドバイスをもらいましょう。
- 気象庁ホームページ内の「各種データ・資料」で三宅島の平均風速、気候等が確認できます。
https://www.jma.go.jp/jma/menu/menureport.html
地形を把握しよう
広大な森林、活火山を見渡せる大地、噴火活動が生み出す絶景、三宅ブルーが映える海原・・ドローンジェニックなスポットがたくさんありますが、携帯電話が通じない、あるいはGPSが受信しにくい地点がいくつかあります。
今後詳細の情報は公開していく予定ですが、事前のロケハンは是非行うことをお勧めします。
三宅島の自然といきものを大切にしよう
火山島ならではの溶岩の絶景はパイロットなら誰でも撮影したくなることでしょう。手つかずの自然が今も残る三宅島は、時に足元に貴重な植物があるかもしれません。また野鳥が集う島としても有名で、春先には世界各国からバードウォッチャーが来島します。自然といきものが共存する島であることを是非知って下さい。
また自然が豊かな分、ケガなども起きやすいので、装備等はしっかりした上でフライトを行うようにしましょう。
パイロットとしての誇りを持ち、マナーあるフライトをしよう
都心等に比べると飛行禁止空域は少なく、ドローンジェニックなスポットが多いため、開放的なフライトができることは確かですが、三宅島に生活している方々、それぞれの目的で来島されている方々もいます。
民家の上空や観光客が集まる場所、洋上等での撮影は法規を遵守するのはもちろんのこと、十分配慮した上でフライトを行いましょう。また必要に応じて、地元警察署や消防署、空港管理事務所等関連先への事前周知も行うようにしましょう。
島内におけるフライトについてのご不明な点や、撮影コーディネートなどはお気軽にお問合せ下さい。